朝寒

 先月の初旬以来の病院である。今日はPET検査。CT・MRAと体験してPETは初めてである。ブドウ糖に似たFDGという放射線を出す薬剤を注射して撮影を行う検査らしい。FDGが炎症や悪性腫瘍に集まる性質を利用して腫瘍の発見につなげるということだ。痛くも痒くもない検査で大きな副作用もないという。

 薬剤を注射して一時間、薬が体内に廻るまで安静である。本でも読もうと思ったら目の筋肉を使うので駄目だと言われる。ぼーっとして一時間。その後撮影にやはりぼーっとして三十分。終わってまた三十分の安静だがさすがにこの時は本を読んでもいいと言われ、ヴァランダー警部にご登場を願う。

 検査結果は来週の主治医の診察日までわからないが何もないことを願うのみ。そうそう、希林さんはこの検査の画像を見せて全身癌と言っておられたなあと思う。

 

 

 

 

 

     朝寒や看護師の手の温かし 

 

 

 

 

 

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