明易し

日航123便 墜落の新事実』    青山 透子著

 蒸し暑い日のジャンボジェット不明のニュースの瞬間は、今もはっきり覚えている。そしてあれほどの惨事にかかわらず、あれは「圧力隔壁の損傷」だったと、今まではなんの疑いをも持たなかった。

 筆者は元日航の客室乗務員である。同僚たちの無念さを思い執拗な事実関係を追い求めた結果の執筆である。当日迷走するジャンボを地上から見た多くの人々、ことに墜落現場に近い小中学校の子供たちの証言等などを整理することで導き出された推論。それは自衛隊の練習用ミサイルによる誤射という衝撃的内容。それらを隠蔽するためにわざわざ遅らされた救助。炭化するまで燃え尽くされた遺体。いまでも拒まれている情報公開。

 「権力は隠蔽する。嘘を付く」最近も毎日いやというほど聞かされていることがやっぱりあったのではないか。もしこれが事実なら「圧力隔壁の損傷」だけで片付けては520名の魂は救われまい。

 

 

 

 

     明易しはや初なりの野菜苗

 

 

 

 

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日航123便墜落の新事実  目撃証言から真相に迫る

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

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