荒神輿

 例年の、郷社「手力雄神社」の春祭である。今年はうちの町内会は三年に一度の当番年で、四月になってから神輿造りをして、今日はその神輿を神社にかつぎ込むのである。子供神輿はどこの地域でも同じ可愛いものだが、最近になって半分復活した大人神輿はなかなか勇壮なものである。金銀に塗り分けられた雌雄の鳳凰を持つ大神輿が四基、二組の登場。雌雄同士が組み合ってもみ合い、新しい神の降臨を迎えるのだが、今はそこまではしない。雌雄組み合ってぐるぐる廻る程度だが、力強い太鼓の音を聞けが、やはり血が沸き立つ。といっても「手力雄尊」は力の神さまなので、昔は小児といえども女子が神輿を担ぐことはなかった。

 

 残念ながら今年は神社まで出かける元気はなく、祭りにあわせて来宅した孫に撮影を頼んだ。見てきた子や孫たちの話によれば、今年は廻るのも迫力はなく太鼓も昔のような勇壮さはなかったようだ。なかなか祭りの伝統を維持していくのも難しいもののようだ。

 

 

 

 

     

      祭神は女ぎらいや荒神輿

 

 

 

 

 

 

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 下の3枚は泰君の撮影