青き踏む

「俳句」について

 

あまり耳慣れない季語だが今日はこの季語を詠んだ掲載句について少々。

「青き踏む」とは歳時記によれば旧暦三月三日に野山に出て、青々とも萌え出た草を踏み、宴を催す中国の習俗にならったものらしく、転じて春の野山での散策が本意である。

 さて、掲載句であるが少し前に公園で見かけた光景である。突き出されたあまりに立派なお腹(多分臨月なのでしょう)と堂々たる歩きっぷりに微笑ましく思って出来た一句。久しぶりに手応えを感じて新聞に投稿したが・・・没。自己満足で終了。原始的で生命感が溢れていると思ったのだが(苦笑)まあ龍太先生ではないが「駄目でも気に入ったのは残しておく」ことにする。

 

 我が家の桜も木蓮も満開。椿・花にら・芝桜・水仙・草木瓜・チューリップ・デージー・ムスカリ・ヒヤシンス・・・いろいろ咲きだした。

 

 

 

 

     孕みたる腹りゆうりゆうと青き踏む

 

 

 

 

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