石叩

 今朝の新聞である。「俳句不掲載 市に賠償命令」との記事。なんでも9条デモが題材になった俳句が「公民館だより」への掲載を拒否されたのが発端らしい。拒否の理由が「公民館が公平中立の立場であるべき観点から好ましくない」というのだが、問題の俳句がどれほど政治的かといえば何と言うことはないのである。「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」という句で、政治的主張というよりは単なる情景描写。当方もよく似た句を詠んだ記憶がある。それなのにこんなことにまで表現規制がされるのをみると驚きを感じざるを得ない。全く憲法で保証された「表現の自由」はなんであるのか。コメントの憲法学者によればこの判決へは「人的利益の侵害を認めた点では評価している」が「『表現の自由』には正面から向き合っていない」と批判的だ。当方などは、あれこれ言われれば、黙りこくって萎縮してしまうのが普通の人間だと思うから、不当な扱いに異議申し立てをした女性の勇気にただただ関心する。「物言えば唇寒し」の日本社会について先に読んだ本でノーマさんが詳しく書いていたが、ますます重苦しさが増してきたような気がする。

 

 

 

 

     石叩ここより湧いて柿田川

 

 

 

 

f:id:octpus11:20171014074118j:plain

              セグロセキレイ(石叩き)

広告を非表示にする