「アーサーの言の葉食堂」 アーサー・ビナード著
面白かったからとTから回ってきた一冊。よく知らない人だと思ったが、たまたま書評で読みたいと思っていた一冊、「知らなかった、ぼくらの戦争」の著者だと知ってちょっと嬉しい気分がする。ビナードさんはアメリカ出身。詩人で絵本作家でエコロジストで平和主義者で原発反対・TPP反対となかなか好もしい人物だ。この本は「言の葉食堂」というだけあり詩人らしく言葉に注目したエッセイ集。ほとんどはおかしな和製英語や誤訳やスペルの間違いによるとんでもない例の数々。しかしながら、十年も英語の学習をしたはずなのにいまや中学生程度の力もない身では、するりと納得して笑えないのは残念だが、まあ、日本語に関するところでは当然ながらくすりときて、「漢字か平仮名かそれとも」では、当方もこんな例を見つけたのでご紹介。(写真参照)
よく通る国道の地下道入り口の地名(?)である。何だかドキッとするけれど反対側には漢字表記で「木造り」とあり、なるほどというところだ。
幼子は抱っこ大好き水密桃
- 作者: アーサー・ビナード
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2013/08/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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