今朝の秋

 二十四節気の「立秋」。秋の気配がほの見える頃というが、あいにくの天候。風はあっても不穏な先行きを感じさせ、時折ザーとくる雨で蒸し暑い。

 閉じこもって本でも読むしかなしと、図書館で借りた宮部みゆき。短編が四編入った単行本。内二編を読む。この作者は会話のやり取りで話が展開する書き方だ。説明的でないから臨場感があるが、短編なので謎解きの醍醐味はそれほどではない。二つとも結末に救いのあるのがいい。こういうのは作者の人柄なのかもしれない。

 一応暦の上では秋になったのだから、夕食までのひとときは俳句の整理でもしようか。秋らしいものは何もないが「女郎花」は盛り。

 

 

 

     今朝の秋澪長々と出漁す

 

 

 

 

希望荘

希望荘

 

f:id:octpus11:20170807145116j:plain