春風


Wikipediaより
 今日の新聞に「オオタカの希少種解除」の動きのあることが、報道されていた。保護の取り組みが進み、数が次第に回復してきたというのだ。それでと、思い当たったことがある。
 今年の正月、一家揃って初詣にでかけた帰り道でのことだ。枯れ田で見慣れぬ大型の鳥が獲物をむしっているのを見つけた。白と黒の目立つ羽で、猛禽類にちがいない。カメラを持っていたものは直ぐにファインダーを向けた。殺気を感じたのだろう。鳩とおぼしき獲物を掴んで飛び立ってしまった。
 帰ってから鳥類図鑑やネットで調べて、オオタカハヤブサかと推測したが、オオタカだったに違いない。それにしても田舎暮らしをしていても初めての遭遇だった。数が回復というのなら喜ばしいことだ。


     春風を掻きまわしをり烏賊干し機