図書館に行ってきた。今日返却した中で一番面白かったもの。武田百合子「ことばの食卓」。しかし、これに先立って読んだ「日日雑記」ほどではない。後者のほうが筆者の個性が溢れている。独特の見方感じ方、時には伝法な言葉遣い「富士日記」より好きだ。前者は巻末の埴谷雄高の追悼文が読ませる。お固いイメージの彼の手放しの百合子賛歌だ。文士の素顔がわかり興味深い。
今日は四冊借りてきた。風は冷たいが、図書館前の紅梅はもう五分咲きだ。
紅梅のやうな娘の郵便夫
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