手作り

七五三

九月以来編み続けていた藤編みのベストがやっと編みあがった。模様編みを何度も間違えたので片身頃ぐらいは余計に編んだ計算になる。早速着てみたのだがこういう厚手のものは丸くなった背中が一層丸く見えてバアサンくさい。バアサンなので仕方がないのだが…

草刈り

昨日あたりから猛烈な暑さになった。予報では今日は38度を記録するらしい。こんな中での被災地の方々のご苦労は想像をこえる難儀さだと思う。 ともかく午後は暑さでいかんともしがたいのでH殿も当方も5時起きで涼しいうちの仕事を心がけているのだが、今…

梅雨深し

このところちょっと夢中になっていた布つなぎが出来上がる。自分のパソコン机用座布団カバー。夏バージョンである。生来の貧乏性なのか洋服を作った後の裁ち布が捨てられない。小箱に貯めておいても結局は始末することになるかと、たまにはこんなふうにつな…

冬終わる

マルティナさんの「腹巻き帽子」ができた。もっとももともとの「腹巻き帽子」とは違う。先に編んだYが「テキストどおりに編むと案外重いよ」と教えてくれたので同色糸だけで「帽子」というより「ネックウオーマー」を目指した。表目と裏目だけだが綺麗な模様…

雪礫(ゆきつぶて)

相変わらず底冷えの寒さである。閉じこもって編み物をしていたので二枚目のベストが出来た。色が違うだけで全く去年と同じベストである。裏編みと表編みだけの単純な編み方だが単純なだけに編み目を間違えやすい。ついぼんやりとほかごとを考えていて編み直…

四温

終日暖かい雨である。暖かいというだけでこんなにも伸びやかな気持ちになれる。昨日は図書館に出かけたのだが、散歩をしている人を随分見かけた。誰の思いも同じらしい。 今日は降り込められているから今年初めてのマーマレード作りをする。甘夏三個で二瓶も…

冬蝶

11月も今日で終わり今年のカレンダーもあと一枚になった。年末らしく家事を張り切ろうというわけではないが、冬用に胸当てエプロンを縫う。フリーハンドで布地に直に線を引いて裁っただけ。ちょっと大胆な柄にしただけ付けるのが楽しいかなと自己満足。 久…

毛糸編む

九月初めから編み始めたアラン模様のチュニックベストが出来た。若草色で本人としてはまあまあ気に入っている。長いこと自己流で編んできて今回つくづくわかったのは編み手が緩いということ。指定された糸と針の太さで編み始めたのでゲージも確かめなかった…

二週連続の週末の台風、この辺りは大雨だけですんだ。十月末になっても台風などといって入る間に秋も過ぎていく。終日雨に降り込められたのでワールドシリーズを見ながら縫い物。大分前、縫い合わせておいたパッチワークらしきもののまとめ。作り始めた時は…

秋の雨

季節が半月ほどずれているような気がする。例年なら「天高し」の頃だと思うのに連日の雨。小寒いのも相まって気持ちが晴れない。それでも昨日は降り込められたのを逆手に終日縫い物。ひさしぶりに夢中になった。なんて言うことはない「袋物づくり」。材料は…

道をしえ

梅雨に戻ったような天気で、気も晴れぬ。各地の豪雨による災害を知ればますます気は重くなる。加えて国会での集中審議。少しだけ見ていたのだが、嘘やごまかしをせざるを得ない顔というものは見ているだけで情けなくなる。能面のような白塗り顔はともかく、…

南風(みなみ)

梅雨らしくない日々。夏野菜は雨の病害は少ないが土は涸れ涸れで植え付けできないものも幾らか。 整理を兼ねて端切れでごろ寝クッションを作る。性格なのだがこつこつと時間をかけるというのは、苦手。いつも直ぐに結果が気になる。編み物でも早く編み上げた…

枇杷熟るる

うちの枇杷でコンポートを作る。鳥が落とした種から芽生えた野生の枇杷である。以前これを見た従兄弟が「こんなんじゃあかん。接ぎ木をしてやらんと大きな実はできん。」と言ったが、実は市販のものの三分の一ほどの大きさ。種ばかりが目だつ。接ぎ木もせず…

ビール

Iさんに体力回復と美容にいいと教えられた「甘酒」を作ってみる。材料は米と糀で、糀ははスーパーで手に入った。道具の料理用温度計はドラックストアで購入。保温用には古い「保温ジャー」を出してきた。捨てきれずに物置にあったのがこんなところで活用でき…

昨日は二十四節気「小満」。「陽気盛ん、万物ほぼ満足す」の頃の謂だが突然の二日続きの真夏日とからからの陽気で、万物はやや疲れ気味。 この二日で夏用バックを作る。いつもと同じ古帯が素材なのでパターンもいつもと同じ。内ポッケトなどは使いやすいよう…

豌豆豆

ブルーののチュニックを作った残り布が気になっていた。何かできないかしらんと思案してプルオーバーとカフェエプロンにした。プルオーバーは「すてきにハンドメイド 5月号」の型紙。近頃は洋裁初心者向きに開きのない簡単な作りが掲載されていて助かる。デ…

五月来る

このところ二つばかり新しいレシピに挑戦。かなり美味しく出来て家族にも好評。どちらもこの前読んだつばた夫妻の「あしたもこはるびより」に触発されたもの、ローストビーフとミートパイ。つばた夫妻のローストビーフは一キロという大きなものだったけれど…

紅椿

「今年は三月中に二十度を越えた日が今までに一度もなかった」とテレビの気象予報士の言葉。暖かい日があってもすぐに寒の戻りがあり春めいた気分に水をさされる。それでも自然は正直。椿、チューリップも咲き始めた。外仕事にずっとくっついている鵙くん。…

春一番

大量のみかんを食べ尽くしたヒヨドリたちは、隣の金柑にも目を付け相変わらず騒がしい。今年は小粒の金柑しかないがこれが食べ尽くされるまでは終わりそうにない。 三日ばかりかけてロングベストを縫った。表地は父の羽織、裏地は多分母の銘仙の着物。どちら…

恋猫

暖かさ一転、今日はかなり寒い。 年末から編み進めていたベストがようやく編みあがった。裏編と表編だけの単純な模様で目数さえ間違えなければ誰にでも編めるパターン。これでこの冬用にどうにか間に合ったかなというところ。途中で指が痛くなり思ったより時…

どんど焼き(左義長)

今朝も雪。少し日が差してきたので何とかこのまま晴れてほしい。 十五日は「小正月」。柳田国男によれば、旧暦ではこの日が満月にあたるので、元日よりも大事ににしていたところも稀ではないとのこと。俳句ではこの日のことを「女正月」という季語もある。年…

賀状書く

昨日は雨で、忙中に閑あり。部屋に閉じこもって終日編み物。残り糸で行き当りばったりで編み始めて、途中で糸だ足りなくなる始末。ほどいてサイズを変えたりデザインを変えたりしてようやくハンドウォーマーの完成。真っ赤な残り糸はいったいいつの編み残り…

冬至

二十四節気のひとつ。一年中で最も昼が短く夜が長いころの謂。「一陽来復」」とも言う。陰が極まって陽がかえってくることでこの日から新しい年が始まるという考えもあるらしい。この日に柚子湯に浸かったり南瓜を食べたりすると風邪を引かないという言い伝…

短日

終日雨。雨だとよけい日暮れが早い。暖房の部屋に閉じこもって縫い物。またまたお得意の袖取りリフォーム。いいものだっただけになかなか捨てきれずタンスの肥やしだった一着。全体がテープで包んであるので袖刳も裏表一緒に包むことにする。前回はもとがフ…

鶺鴒(せきれい)

十月もはや晦日。 プールに行く。小寒くなったせいかお客さんが少ない。県営プールはプールから更衣室まで長い廊下があるのだが濡れた身体にエアコンの風が寒い。暖房なのか冷房なのかわからないほど。むろんこの時期だから暖房なんだろうけど。 庭の柿の葉…

金木犀

少し涼しくなってこれからのワードローブを考えるにも手持ちの整理は喫緊の課題。幸い気を使う外出機会も減ったから、整理しなければ買わないと決めて(いつまで続くか心もとないが)リメークに精を出す。このところハマっているのはともかく袖を取ってしま…

萩の花

朝晩はめっきり涼しくなってこの三日ばかりは就寝時の冷房もいらない。今日は夏の暑さですっかり弱ったゼラニウムの切り戻しもした。湿気が苦手なのに水をやり過ぎたと反省。元気を取り戻してくれればいいのだが。 この一週間ちょっと夢中になった「ラリエッ…

地蔵盆

庭には油蝉の骸が転がり、鳴くのは法師蝉ばかり。蒸し暑いのだが降ったりやんだりで夏の太陽は影を潜めた。 24日は「地蔵盆」 地蔵様の縁日である。地蔵様は子供を守ってくださるほとけということで子供中心の行事が行われたりする。近所にも敷地内に地蔵…

もろこし

盂蘭盆会 梵語ウランバナの音写で倒懸と訳されているように、逆さに吊り下げられる大苦の死者を救うための祭祀とのこと。(盂蘭盆経)すでに7世紀の文献にも見られるらしい。ー「暮らしに生きる仏教語」より 日本では民間信仰と結びついて先祖の霊が帰ってく…

噴水

胸当てエプロンを作る。洋服を作ると裁断布が出る。これが案外ともったいない。チュニックを作った猫模様の残りも、何かに利用できないかと考えていた。ようやく考えがまとまったのでエプロンに。中心ではぎ合わせたり、市販のバイヤステープを使ったりすこ…